
所属している第2営業グループは、水力発電所や火力発電所で使用する部品を主に扱っています。受注生産となるので、細かな仕様の打ち合わせや、材料の発注、見積もりなど、受注から工程管理、納品まで一人の営業が責任を持って担当します。
文系の出身なので自分にできるのかという不安はありましたが、周りの先輩たちが丁寧に教えてくれるので問題はなかったですね。仕事をやりながら身につくことも多く、1年くらいで大体のイメージがつかめるようになりました。

親が製造業に携わっていたこともあり、以前からこの分野には興味を持っていました。入社を決意したのは、面接の印象がよかったから。人と人との距離が近く「この会社なら自分の話を聞いてもらえそうだ」と感じたことが大きなポイントです。
前職は中古車の販売会社に勤務していたのですが、社内のコミュニケーションも希薄で、自分が歯車の一部のような感覚があったんです。実際、入社してみると、家族的な雰囲気で、仕事もやりやすい環境でした。第一印象は間違っていませんでしたね。

図面上では可能でも、実際に金属を加工するとなると要求どおりの形状にするのは難しいというケースもあります。ベテランの加工担当者も悩んでしまうような困難な依頼を「ここはこのように変更になるけど問題はないか」など、発注元と話し合いながら少しずつ進めたものが完成するとうれしいですね。受注生産ならではの難しさがある仕事ですが、そこがやりがいでもあると思います。

幸いそれほど大きな失敗はしたことはないのですが、既製の部品を購入する時、型番を1つ間違えたため全く別の部品が届いたことがあります。
また、加工自体は専任の担当者が行うのですが、材料の発注は営業の仕事なので、サイズを間違って注文してしまうことは時々ありますね。そんな時は買い直したり、先輩にお願いして可能なら何とか使ってもらうなどの対処をします。怒られる時もありますが、失敗しても温かく見守ってくれる雰囲気があるのでありがたいと思います。